風俗壊滅、ナイトライフ壊滅、クアラルンプールにコロナ禍の快楽はあるか?

新年あけましておめでとうございます。
クアラルンプールのど真ん中、ペトロナス・ツインタワーのふもとにあるショッピングモールの名称がSURIA KLCCです。
基本、ハイブランドが多く、伊勢丹も複数階にわたって店舗を展開しています。
なにか食べるために毎日訪れていますのが、日本で感じる大晦日感はまったくありません。
マレーシアは多民族国家で、マレー系69%、中国系23%、インド系7%ということです。
対して宗教は、イスラム教が61%、仏教が20%、キリスト教9%、ヒンドゥー教6%と、仏教の割合が高いのが意外でした。
これは人口比の高い中国系信者の存在が影響しているようです。
街を見ると、店頭で働いている人は、フィリピンからの出稼ぎの女の子も多い印象ですし、中国系の人もたくさん見ます。
日本人は在住者も多いのでよく見かけるかというと、中国系、韓国系とみわけがつかないのでよくわかりません。
とはいえほとんど日本語が聞こえてきません。
観光目的での日本からの渡航はまったく不可となっていますので、日本人は相対的に少ない状態かもしれません。

クリスマスの飾り付けで新年も。日本の小売業ではありえない。日本すごい。

30年近く前、インドのデリーで正月を迎えたことがありました。その時は広場に恐ろしいほどの人がいっせいに集合して狂気のようなカウントダウンを迎えたのでした。
しかもカウントダウンが終わると、あっさりとまさに潮が引くように人が引いて、広場はあっという間に静寂を取り戻しました。その風景にあっけにとられたのを憶えています。
なんであんなにあっさりとしているのかと考えたら、宗教的にアルコールを飲まないせいなのではないかという仮説をもっていました。
クアラルンプールの大晦日の印象もこれでした。
アルコールで羽目を外すということがないとこんなにも静かなのだな、というかどちらかというとつまらないなと思います。
イスラム国家なのに、クアラルンプールでもクリスマスはわりと大々的に祝うんだなーというのが意外でした。
マレーシアのイスラムはそれほど厳格というわけではないのかもしれません。そういえば、イスラム礼拝の声などは聞こえてきたことがありません。
ショッピングモールやホテルなどは、マーケティングのためにとくかく年末はクリスマスです。
新年を祝うようなニュアンスの飾りは、中国系のお店だけです。それも旧正月のほうが盛り上がるのでしょうね。
笑っちゃうのは、SURIA KLCCにしろホテルにしろ、クリスマスの飾りは新年になってもそのままです。
メリー・クリスマス&ハッピーニューイヤーとかならわからないでもないのですが、メリー・クリスマスだけなのにいつまでだらだらとやるのだろうと、日本人的には考えてしまいます。

さて、厳しいマレーシアのコロナ規制、昨年12月31日に解除予定でしたが、なんと、今年3月31日まで延長が決定しました。
どんな規制かというと、まあ日本で実施された緊急事態宣言よりはきついです。
1.マレーシア人は海外渡航禁止、海外からの観光渡航禁止、国内の観光ツアー禁止
2.レストラン以外のナイトクラブ、パブ営業禁止
3.集会は禁止
いやあ、厳しい。
どうりであれだけ盛り上がっていた怪しさマックスの「ビーチクラブ」も「タイクラブ」も閉店しているのは当たり前ですね。
この2つの店は、清廉潔白なクアラルンプールにあって、レストランというかパブの営業形態ながら、たむろしている女性はほとんど売春目的という有名な風俗スポットでした。夜中になると盛り上がって、乱痴気騒ぎが夜な夜な繰り広げられていました。
かくしてクアラルンプールの風俗は完全に死んでいます。
そうした女性の多くがベトナム人の出稼ぎだという話です。

どこにいくにもAPPでID確認が必要ということも含めて、いま思うと日本は天国のようでした。
あんなに苦労してマレーシアに渡航して、クアラルンプールでは、せいぜいレストランかショッピングぐらいしか楽しみはありません。
不景気をものともせず、9月1日からこの厳しい規制を続けているのですから、マレーシア政府のコロナ対応は徹底しています。
エリアで規制は対応に違いはあるようですが。
にもかかわらず第3波では、マレーシアでも同じように感染者急増しています。
もしかするとロックダウンはあまり効果がないのではないかと思ってしまいます。
行動が規制されているなかでのそこに滞在する意義、あるいは滞在せざるを得ないことの意味という哲学的なテーマが、私にいま問われている問題です。

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