大不況で中高年サラリーマンはいよいよやばいし、就活生もどうなるか。すぐにも生きるための準備に本気で取りかからねば!

会社人生から離れて半年がたった。
今月、クアラルンプールに旅立つ。
この半年は、のんびり過ごしたというわけでもない。
コロナのせいでだいぶ予定が狂った。
興味のあった学校も、軒並み休校となった。
最大の問題はマレーシア渡航の許可をもらうのがめちゃくちゃたいへんだったこと。
長期滞在ビザはあるのに、9月から申請しているにも関わらず、再入国許可が下りなかった。
日本大使館はコロナで電話も出ない。
大使館サイトの再入国申請フォームにしたがってインプットするだけしか手立てがない。
しかし2ヶ月ぐらいたっても、なんのリターンもなかった。
Facebookやマレーシアの情報サイトを見ても、入国許可が下りないという話は出ているが、その対処法は誰にも不明という状況だった。
とにかくスケジュールを立てることができなくて、この数ヶ月もやもやが続いていた。
痛感したのは、情報収集能力と、そのための英語力の重要性である。
サイトの役所英語を読みこなし、現地大使館への電話交渉などが可能なら問題はない。
だが、ほぼ還暦となって、仕事経験からそれなりの英語力があるかと思ったが、それをこなすにはほど遠い英語力だったということを、イヤというほど思い知らされた。
その後、コロナがやや小康状態になったときに在日本大使館の電話(もちろん日本語対応)が回復し、改めて申請し直すことで再入国許可をゲットすることができた。その間、マレーシア大使館への英文メールは10数回に及んだ。

2021年は、リストラの嵐が吹き荒れそうである。
直近の日経新聞から拾ってみても、「ホンダ、21年4月から早期退職優遇制度 55歳以上」だの「リコーなど複合機5社、1.6万人削減 コロナで需要減」だの、「日本ハム、減収増益」という記事に至っては、居酒屋の不調で商品の売上は厳しかったが、前期に早期退職を実施した反動で最終増益になったという。
大銀行に続いて、日本の基幹産業の大企業でもリストラをためらうことがなくなった。
むしろ経営者はコロナ禍をチャンスとばかりに、いらない人材を情け容赦なく、本気で追い出すつもりになっている。
その気配はあった。まだコロナ禍以前、日本の競争力のボトルネックが生産性の低い正社員のかたまりにあるという論調が、経営者に広がっていた。本質的には経営者の経営の問題にもかかわらず。
日本株式会社の筆頭たるトヨタが正社員のリストラやむなしという宣言をしてからというもの、いっせいにタガが外れたかのようである。
日本の労働法はがんじがらめで、社員の首を斬るのはほぼ不可能に近いという労働界隈のコンセンサスが、まるでうそのようである。
雇用される立場である限り、いつ首を斬られてもおかしくないワイルドな経済社会・時代に(というかこの数十年がむしろ例外で)戻ったのである。
資本主義では、資本がまっさきに利益を確保して、従業員に回るのは殆どの場合最後である。従業員は、ステークホルダーとくくられるが、資本の債権者としては末席なのだ。雇われ役員からみて従業員は使用人、株主から見れば役員も同じ使用人である。
一時、プロ経営者が話題となったが、彼らとて使用人であることに変わりがない。資本家に富をもたらすために、せっせと表に出て嫌な役を引き受けて高額な報酬をもらっている。そういうプロである。雇われ経営者の心象は、竹中平蔵ばかりだと思って間違いない。
そして資本家は手を汚さない。

資本家になるのは難しいものの、私も雇われない生き方を選んでみて、ストレスはなくなった。それにこの年齢まで楽しい会社人生を送らせてもらって、日本社会と会社に感謝している。
年金もそれほど遠くない将来に入るので、逃げ切りもある程度は可能だろう。その年金も高橋洋一がお墨付きを与えるほどには安心できない。年金ゼロになっても生き延びるすべを身に付けなければ、安全とはいい難い。日本はデフレに慣れすぎているが、資産はすでにインフレを起こしている。貨幣価値が極端に下がるハイパーインフレの未来も可能性は捨てきれない。
半年この立場で過ごしてみて、仕事感や会社というものへの見方はかなり変わってきた。
どう考えても雇われない生き方、もしくは小さくても資本を自分でもって、雇う生き方のほうが楽しいし、人生にとっては意義のあることだと(まだそこまで到達していないものの)実感する。
だが、サラリーマン役員だった経験が、起業したり実務に耐えうるスキルというには少し足りない。会社の名前がないところで、0→1でお金を稼ぐのは難しいと実感している。
投資も小さい資本では限度がある。
当面できることといえば、会社員時代のノウハウで創業、投資、フランチャイズ加盟などあるが、サラリーマン時代はこれ一本でということができたが、組み合わせてしのいでいくしかないのである。
いま少し後悔しているとすれば、せめて大使館と苦労なくやり取りできる英語力、独立したときに仕事に役立つ資格ぐらいはサラリーマン時代に獲得しておけばよかったということだ。
仕事はちゃんとやるものの熱心ではなく、出世もしなかった社員がいたが、突然辞表を出したと思ったら、難関資格をとって辞めてすぐ独立開業した例があった。
副業という言葉は好きではないが、個人が自力で生き抜いていくためには、自己資本と自己責任の範疇でマーケットに出ていかざるを得ない時代に間違いなく突入している。
そのためのスキル獲得は早めに取り組むのが賢明なのは言うまでもない。習うだけではだめで、実マーケットで試すためのスキルである。
時代の転換点で、それを楽しめるタフさ=メンタルの成長も重要だ。

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