韓流フィーバー3.0!NiziUが映す韓国の文化覇権に日本はタジタジ?

大久保通りには3連休も女子がたくさんあふれている。

新大久保はコロナ禍の真っ只中も、女子であふれていた。
500人以上の感染者がでた東京で、私の入った地下の韓国レストランは、細い階段に店の外まで行列ができていた。
よく見ると、客層の中心は、女子の集団か2人組である。
最近、韓国人になりたがる女子が増えているという報道を見た。新大久保の大久保通りを歩くと実感させられる。
おばさんがテレビドラマに心を奪われていた韓流を1.0ぐらいとすると、いまの女子の韓流フィーバーは3.0ぐらいか。
韓流2.0は化粧品を買いに週末にOLが気軽にソウルに飛んでいた5年ほど前とすると、いまは韓国文化にもっと根本から怖いほどに心を奪われているようだ。
BTSが9月5日付の全米シングルチャートで、8月21日にリリースした「Dynamite(」が首位を獲得したことは、まさに韓流文化パワーの象徴だ。
日本の芸能が国内需要に甘んじている間に、アジアのPOP覇権支配者は韓国になった。
映画でも昭和を懐かしんでいる内向きな低予算作品などでお茶を濁している間に、「半地下」がアカデミー賞を受賞した。CJグループのハリウッドへのがむしゃらともいえるロビー活動は、アジアの映画がアカデミー賞を取ることはないというジンクスをみごとに覆した。

こうした韓国の躍進は、強烈な渇望とリスクテイクの必然こそがむしろ成果に結びつく典型のように思われる。
数々の日本の料理店に行ってみてわかったが、多くが内向きである。日本人だけを相手にしていればなんとかなる。
新大久保の地下のレストランは、入った途端に照明のせいなのか、店内がキラキラ輝いていた。席に座っただけでまさに気分が上がる。先客は、日本人の女子、それもグループが多い印象だ。16:30ぐらいに入店したのでまだまばらだが、1時間もしないうちに満席・行列になった。
店員の動きもキビキビしている。働いているのは日本人か韓国人かわからなかったが、とくにおそらく韓国人の男性店員は、踊るように客席を巡っていた。
日本の大衆大型レストランは、印象にお金をかけないせいか、なにか殺伐としている。せいぜい安っぽいイメージ写真が壁に飾ってあるぐらいだ。大型店だど蛍光灯がなんとも薄ら寒い印象で、祝祭感はゼロに近い。価格相応というか、標準化ので安普請なのを何も疑問に思わないとか、お客の期待をいいほうに裏切ってやろうという気概はそもそもない。
映画もそうだ。殺しの激烈シーンが多すぎて食傷気味になるものの、韓国映画にはいい意味のやりすぎる裏切りがある。
製作委員会の合議制の日本映画は、最低限の収益を上げるためだけの金勘定が透けていて、製作者はその制約を嘆くが、嘆いてみせているだけである。それはどこか国の状況と似ていて、そうしたことは相似的に結果のディテールに反映している。
切羽詰まっているのにその状況に正面から対峙せず先延ばしにしてきた結果、過去の栄光にすがって没落していく。
もちろんアニメ世界は、新海誠、そして鬼滅の刃など突出した才能の結集がある。金よりも先にクリエイティブへの渇望が集約する場所がそこに限られているように見える。もっとも私はどちらも見ていないので、どの程度の才能かはわからないため、論評の資格はない。

右派のYouTubeなどでは、日本すごい論調で、勇ましく中韓の批判を繰り広げているが、そうした気持ちよさはすぐに挫折することが多い。
政治も同じようなムードにあることに危機感を覚える。
WTOの事務局長選挙がいい例だ。対日批判を繰り広げる韓国候補が、官僚の見立てだと落選確実だったが、なんと頼りにするアメリカの支持で再浮上し、結果の行方はわからなくなった。
右派はトランプ大好きで(安倍晋三と仲がいいという前提がその理由?)、大統領選もトランプが圧勝の論調だったが、みごとに裏切られた。まだ結果はわからないとか、逆転の可能性ありというのも散見されるが、どうだろう?
中国はアメリカ大統領選の結果の混迷に乗じて、尖閣に攻め入り、なんと習近平がTPP参加を表明するという大胆な手を打ってきた。
本来TPPは対中貿易包囲網だったはずが、アメリカが参加を拒んでいるのを逆手にとって、RCEP協定で東アジアの貿易に楔を打ちつつ、その直後の表明してみせたのである。日本はTPP11のリーダー国の一つとして珍しく存在感を示していたが、肝心のインドはとれず、中国に横入りでもはやアメリカの参加も難しくなりそうだ。
中国はアメリカの打つ手を封じ込め、韓国を飲み込み、アメリカとインドだよりの日本も早晩、韓国の二の舞になりそうな気配が出てきた。
世界覇権政治の動きはすばやく、これからの日本の大不況と連動して、根こそぎやられっぱなしということにならないといいがと危惧している。

NiziUはデビューした途端に紅白出場まで果たした。異例の抜擢である。

時代を感じ取るに敏な日本の女子は、韓国文化の圧倒的な支持者となる。
いくらヘル朝鮮と伝えられても、女子の目には届かない。
少しでもリスクをとりたくない怯懦なメンタリティが、バブル崩壊後政治から文化まで覆ってしまった日本は、女子にとって相対的に魅力に乏しいのだろう。
欧米文化に洗脳された昭和世代としては居心地が悪く、一方で胸騒ぎがする。
その現象の止めがNiziUだ。デビューして間もないのに紅白出場を決めた。父親はアメリカ文化にどっぷりつかってきたラッパーの娘のリナという女の子は、あの横井英樹のひ孫だという。
だがどこからどうみても、韓国人が片言の日本語で韓国のPOPSを歌っているようにしか見えない。
模倣やアレンジではなく、韓国人そのものになりきろうとその努力物語を含めての人気である。
正直言って、どこがいいのかわからない(すみません)。だがこういうのが世界を相手に支持を得るコードになっているというのがすごい。世界とは、アメリカと、何よりマーケットとしての中国だ。
と思っていたところに、新大久保の韓国レストランで、そしてAmazonVideoで韓国映画を好んで見るようになって、少しはわかるようになった。
昔からの韓国料理屋の海鮮チヂミと違って、チーズをふんだんに使ったふわふわの海鮮チヂミのおいしさから、時代に寄り添って変化をいとわない韓国パワーが染み込んでくる。
現代日本社会で性的にもっとも価値の高い女子の支持がそこにあるということを、クリエーターとビジネスマンは再検討しなければならないだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。