ホリエモンの誤算、恍惚の新自由主義的言説

ホリエモンは、都心に新しくできたホテルの高層階から、9月25日youtubeで語りだす。
窓の外はうっすらと透明に近いブルー。
尾道になぜ出没していたのかはわからないが、「尾道ラーメンを食べに行こうと思った」が連休中でものすごい行列ができていた。
そこでネットを調べて、美味しそうな餃子屋さんを発見してしまった。
ホリエモン、マスク非装着でもめてプッツン、炎上ツイート投稿炎上事件である。

言い訳しているのがおもしろい。
例によって、
「うちはマスクしないと入れないんで!!」
と一点張りで、マスクの装着程度を聞いただけなのに一方的にまくしたてられたという話をする。
いつも一方的に新自由主義的な論調で相手を切って捨てるのが、切って捨てることができずに、言い訳をせざるを得ないというシチュエーションである。
押し問答の末、店主らしき男性が出てきたとか。ホリエモンを見るなり、
「おまえ、堀江か〜」と言ったという。
「ホリエモンか〜」というツイートが微妙に修正されているのは、言った言わないに自己正当化強化のためなのだろうか?
有名人ゆえに話がそこで止まるのを「そういうのどうでもいいんで」と遮ろうとしたと、あくまで上から目線。
ホリエモンとしては(ぐっとこらえて:笑)下手の「どのぐらいまでマスクすればいいんですか〜?」のフレンドリーアプローチを試みたところ、店主がいきなり「あーめんどくさい」といきなり言い出して「あーうちはめんどくさい客はいらないんで、帰ってください」と追い払われたという。
その後、タクシーの運転手の機転であまり混んでなくておいしい広島風お好み焼きの店に「連れて行っていただいて」(笑)と、子供の捨て台詞みたいに、餃子屋の店主とタクシー運転手の対応のロイヤルティの対比を忘れない。
本人は無自覚なのだろうが、天下のホリエモンの扱いはこのタクシー運転手こそ正統であり、餃子屋のぶんざいであの態度はまったくもって許せないのだ!というところか。

この話でおかしいなと思ったのは、最初にマスク無しの男が入っていったところ入店拒否されたのだから、その男にマスクをさせて3人仲良く入店すれよかっただけではないだろうか?
それをマスク着用の度合いがどうとか、明らかにいちゃもんだと思う。店主がめんどくさいと思って、ホリエモンと認識したにもかかわらず拒否したのがお気に召さなかったのはわかる。
だがそれで切れるのは、スーパーの店頭で店員が特別扱いをしなかったことに激高するボケ老人と同じである。
そもそもホリエモンは、2005年郵政民営化が争点となった選挙で小泉純一郎に押され、わざわざ自民党本部で記者会見までして衆議院選挙に広島6区から立候補したのである。
そして、この尾道市も広島6区である。
当時、郵政民営化に反対していた急先鋒の亀井静香の地盤である。ホリエモンはその刺客だった。
ちなみに結果は亀井静香の勝利。
その記憶をたどれば、店主が「めんどくさい」と思ったのは、全くニュアンスが異なってくる。
選挙当時、店主は地元をかき乱すホリエモンに、本当にめんどくさいと認識していた可能性だってあるだろう。
当時の小泉純一郎といえば、いまや保守層から日本をだめにした元凶といわれる竹中平蔵がブレーン。
ホリエモンは、本まで出して今年の都知事選も立候補寸前までいったが、そのバックに竹中平蔵がいてその意を受けて動いているという見立ても、youtube政治関係ではちらほら見かけるところだ。
だいたいホリエモンはなぜ尾道にいたのか?
それを抜きにして、後半の「和牛マフィア」の話や、店主が「科学リテラシーがない」ということであくまでもマスクにこだわるホリエモンこそ店主にレッテルを貼っているようにしか見えない。
ホリエモンにしたらこの店主はほとんど異常者なのだが、それは排除しなければならないというのはいかにも新自由主義の、なんとも空恐ろしい言説にしか聞こえなくて、まったくもって同意できないのである。

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