デジタル長官文春砲のなか、マイナカードが役に立たなかった話

コロナ下ウイークデーの昼下がり。
区役所は混んでいた。
不動産売買の必要性から、戸籍の附票というのを取りに来た。
案内係の中年女性に青色の紙を渡された。
「そこに本籍地の住所と必要事項を記入して」
書こうと台に向かった瞬間、本籍地の住所をど忘れした。
あれこれ思いを巡らし、スマホでファイルを漁るが、とっさに出てこない。
どうしても出てこないので、中年女性のところに行く。
「マイナンバーのカードは持っているので、それでやっていただくことはできませんか?」
いま本籍地とは電車1時間近く離れたところに住んでいる。
これがもし地方だったら、本当に大変になる。
1回の引っ越しなら戸籍の附票というのは必要ない。
住民票を取ったときに自動的に前の住民票の住所が記載されるからだ。
ところが2回以上さかのぼって住所記載が欲しい場合は、本籍地の役所に取りに行かないと発行してもらえないのだ!

役所のデジタル化は相当進んでいると思うが、戸籍の附票に関する限りそうなのだ。
それにしても、マイナンバーカード、役に立たないじゃん!!
中年女性に食い下がると、とにかくマイナンバーカードではできない。
「それなら免許証はお持ちですか?」
そういえば、昔は免許証にも本籍地の記載があった。
だが、もうだいぶ前から本籍地の記載は消えた。
「近くの警察署に行って、そこで免許証から本籍地の住所を教えてもらえます。ここから10分ぐらいです」
中年女性は今度は警察署への行き方を書いた紙をくれた。
こうした紙が用意されているということは、役所に来て本籍を思い出せない人がけっこういるということである。
「先ほどもお一人警察にご案内したんですよ。すみませんねえ〜」
どう考えても不合理だが(名前で検索できるだろうに)、混んでいてとても相手にしていられないという感じだ。
役所は基本、めちゃくちゃ親切な人が多いと思う。
でも免許証もあるし、マイナンバーカードもあるし、それでも探せないというのはどうかと思う。
でも私はもちろん切れなかった。
昨日、ドコモのカウンターで自分の順番が遅れていると怒鳴っている老人(男)を見てしまったからだ。
あれはまずい。
最近のカウンターで切れているおじいちゃんをよく見かける。
のべつ幕なしに切れている。
暇なくせに怒鳴るなよ。弱いサービス業の人をいじめてどうするって。
つい俳句読んじゃいたくなる。

「秋雨や ドコモに響く 爺金切り」mond

不満なれど諦めて出口を出た瞬間、天啓。
思い出した(笑)。
それにしてもマイナンバーって安心させてくれないな〜。
で、デジタル庁に賛同しかかったら、四国のぼんぼん政治家が、早速文春砲。
危ない危ない。菅政権辞任閣僚第1号となるかな〜。
たいしてデジタルに詳しくないという話もあるし。
なんかApple Watchをこれ見よがしに見せびらかして、ユーザーとしてはちょっと気恥ずかしかった。

運転免許証から本籍が消えたのは、2007年ごろからだという。
当初は本籍地が空欄となっていたらしい。
ICの中に本籍は記憶しているから、個人情報保護法の観点からも記載がなくなったらしい。
不思議なのは、ちょっと検索しただけでは、なぜ本籍記載がなくなったかわらかない。
本籍地=出身地の人が多いから、差別に配慮したということはあるのかもしれない。
外国人に配慮したという説もある。
当時、パブリックコメントで本籍をなくすことについて、広く意見募集をしていたらしい。
なくなってもいいけど、少なくとも本籍を確認する機能をマイナンバーカードがもっていないというのは問題だと思うが、どうか?
そもそもマイナンバーカードってどんな情報が入ってるの??
なんか個人情報についていろんな団体とかせめぎあいがあったのかな〜と想像しちゃうね。

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