モチベーションとかやる気とかいう連中には、怪しさしか感じない!

ZOOMの画面に白いTシャツの男の顔が広がった。
目が笑っていない。
「今日は、説明会と選考会となっております。最初の30分をかけてみなさんが●●のシステムでどんなことが実現可能となるか説明していきたいと思います」
男と交互に金髪の若い女が大映しになる。
不思議なもので、怪しい金の気配をまとっている人間は一瞬でそれとわかる。
楽して金儲けしたいという甘いかもにつけこもうとする者の眼差し。
ぬけめない眼球運動。
「みなさんのお仕事はブログで商材を紹介するだけです。今回選考に残られてお仕事をスタートしていただいた方には、1回の投稿で1万円のギャラをお約束します」
そんなうまい話があるか?
つらく厳しいアフィリエイトの途上にある人間にとっては、嘘のような好条件だ。
システムの構造はよくわからなかったが、自分のクレジットカードを使って提携企業の新製品を購入からの商品を購入 → 商品はオークションサイトで売って売上は自分のものにしていい(儲け1) → 購入代金は後日提携企業から振り込まれる(原価がバック) → クレジットカードのポイントがたまる(儲け2) → 溜まったポイントで旅行する → 旅行のブログを書いたりyoutubeに投稿する(何回かは1万円バック:儲け3)。
ただしその特典を享受するためには、まずZOOM面談で合格し、会員システムに入会することが条件となる。いまなら入会金10万円は免除で、毎月3万円の会費。


募集はリクルート系の無料職業紹介サイトにあった。
募集の要件は、年齢性別学齢その他なにもない。
応募するとその日にZOOMで面談の指示がきた。
いくらなんでも展開が早すぎる。
履歴書もいらない。履歴書を見ないで採用するということ自体が怪しい。
別の目的があるのがそれでわかる。
だが、ちょっと覗いてみたかったので参加することにした。
およそ10人以上の参加だった。
映像と音声を切っておいたが、画像を出すことを促されて仕方なく従った。
画面の男が説明に入る前にインプットしたマインドセットは次のようなものだった。
「本当なら全員にお時間をとって面談したいのですが、それだとかなりの時間を要してしまいます。最後に1~3番をおたずねしたいと思っています。やる気があります、ぜひ採用されたいですという方は1番。ちょっとイメージの仕事と違いましたは3番。悩んでいますという方は2番」
ZOOMのチャットに番号を書かせ、参加者を選別するという。
要は、3番を排除するのが目的だろう。
この組織がやっているサイトに行ってみると、ブログやyoutubeはほとんど投稿がない。
というか一人の投稿者が切り貼りで適当に作っているのがまるわかり(笑)。
リクルートのサイトに載っていた社名は、それなりの実績のある会社名だが所在地の住所は23区の区名までしかなく不明。
実績のある会社名とは区が異なっている上に、電話番号もメールアドレスの記載もない。サイトには運営会社の記載すらない。


第一、このサイトのコンテンツに毎月3万円も会費を払う一般利用者がいるとは(今後も)思えない。と手つけたようなサイトは、ダミーの可能性が高い。
私はこれはネットワークビジネスか何かの勧誘と確信し、3を記入してZOOMを抜けた。
最も危うく感じたのは、自分のクレジットカードで買い物をするというところにある。
その商品の購入金額のバックが本当にあるかどうか?ない場合の担保は誰がしてくれるのか?
いろいろな特典や活動からの収益を削ぎ落としてみると、からくりの本質はそこにあるようだ。

男はとにかく「やる気」と何度も繰り返した。
「モチベーション」は大嫌いな言葉で、それをもちあげるコーチングなどを生業とする連中にいつも胡散臭さを感じていた。
今回、同じかそれ以上の臭いを感じて、なんともやるせなくなった。

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